22日にダマスカス郊外県東グータ地方で発効した停戦に対し、ラフマーン軍団は懐疑的、イスラーム軍は歓迎(2017年7月23日)

22日にロシア国防省が発表したダマスカス郊外県東グータ地方での緊張緩和地帯設置にかかる停戦合意に関して、アイン・タルマー村一帯で活動を続けるラフマーン軍団のワーイル・アルワーン報道官は、クッルナー・シュラカー(7月23日付)に対して、米国、ロシア、ヨルダンによるシリア南部での戦闘停止と緊張緩和地帯設置にかかる停戦合意の一環をなすとの見方を示したうえで、シリア軍が停戦合意を順守しないだろうと述べた。

一方、スプートニク通信(7月23日付)によると、東グータ地方のドゥーマー市などで活動を続けるイスラーム軍のムハンマド・アッルーシュ政治評議会議長は、「グータを解囲し、充分な人道支援物資、燃料をもたらすだろう」と述べ、歓迎の意を示した。

AFP, July 23, 2017、AP, July 23, 2017、ARA News, July 23, 2017、Champress, July 23, 2017、al-Hayat, July 24, 2017、Kull-na Shuraka’, July 23, 2017、al-Mada Press, July 23, 2017、Naharnet, July 23, 2017、NNA, July 23, 2017、Reuters, July 23, 2017、SANA, July 23, 2017、Sputnik News, July 23, 2017、UPI, July 23, 2017などをもとに作成。

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