シリア軍とヒズブッラーはダマスカス郊外県西カラムーン地方のダーイシュ戦闘員を退去させることでダーイシュと停戦、レバノン軍もベカーア県バアルベック郡で同様の合意に向けて戦闘を停止(2017年8月27日)

ダマスカス郊外県では、SANA(8月27日付)がシリア軍消息筋の話として、ヒズブッラーや予備部隊とともに西カラムーン地方でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続してきたシリア軍が、ダーイシュと戦闘員を同地からシリア東部(ダイル・ザウル県方面)に退去させることで合意に達したと伝えた。

また、ヒズブッラーの中央戦争広報局は、ヒズブッラーとシリア軍が午前7時をもって、西カラムーン地方でのダーイシュとの停戦合意を発効し、戦闘を停止したと発表した。

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一方、西カラムーン地方に面するレバノン領側のラアス・バアルベック村無人地帯、カーラ村無人自体(ベカーア県バアルベック郡)でダーイシュに対する掃討作戦を継続していたレバノン軍も、ダーイシュとの停戦に向けた協議を開始、戦闘を停止した。

ロイター通信(8月26日付)が伝えた。

AFP, August 27, 2017、AP, August 27, 2017、ARA News, August 27, 2017、Champress, August 27, 2017、al-Hayat, August 28, 2017、Kull-na Shuraka’, August 27, 2017、al-Mada Press, August 27, 2017、Naharnet, August 27, 2017、NNA, August 27, 2017、Reuters, August 27, 2017、SANA, August 27, 2017、UPI, August 27, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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