シャーム解放機構のサウジ人幹部ムハイスィニー氏は組織存続に向けた改革を提言(2017年9月9日)

シャーム解放機構幹部メンバーの一人でサウジアラビア人説教師のアウドゥッラー・ムハイスィニー氏は声明を出し、組織存続のために、イスラーム教についての知識(イルム)を備えた者を、シャーム解放機構の指導者や戦闘員の真の拠り所とし、組織内の司法制度を活性化、シャーム解放機構と一般民衆、さらにはそのほかの武装集団との和解や逮捕者にかかる問題への対処を統括する委員会の設置を骨子とする改革を行うべきだと提言した。

声明は、イドリブ地区の司令官(アミール)アブー・ハムザ・ビンニシュ氏と、シャーム解放機構の最高指導者であるアブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏が、ムハイスィニー氏の処遇などをめぐって鋭く対立する様子を録音した音声データが流出したことを受けたもの。

ビンニシュ氏は、ムハイスィニー氏の身柄拘束を求める一方、ジャウラーニー氏はこれを拒否している。

Kull-na Shuraka’, September 10, 2017

Kull-na Shuraka’, September 10, 2017

AFP, September 10, 2017、AP, September 10, 2017、ARA News, September 10, 2017、Champress, September 10, 2017、al-Hayat, September 11, 2017、Kull-na Shuraka’, September 10, 2017、al-Mada Press, September 10, 2017、Naharnet, September 10, 2017、NNA, September 10, 2017、Reuters, September 10, 2017、SANA, September 10, 2017、UPI, September 10, 2017などをもとに作成。

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