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ロシアのラヴロフ外相「サウジアラビアはシリア危機を解決しようとしている」(2017年9月11日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はヨルダンを訪問し、首都アンマンで国王アブドゥッラー2世、アイマン・サファディー外務大臣と会談した。

複数の消息筋によると、会談では、シリア情勢への対応について具体的な協議がなされた模様。

ラブロフ外務大臣は、会談後のサファディー外務大臣との共同記者会見で、米国、ヨルダンとの合意に基づいてシリア南西部に設置された緊張緩和地帯の停戦状況について、「今のところ守られている」と強調する一方、「テロとの戦い」については、多重基準を排除、「テロとの戦い」を口実とした内政干渉を行わないという点でヨルダン政府と一致していると述べた。

一方、サウジアラビアについて、ラブロフ外務大臣は「サウジアラビアはシリア危機の解決をめざしていると考えている。それはアスタナ・プロセスの当初において確認されている…。プロセス開始後、我々はサウジアラビアから、この枠組みを支援し、緊張緩和地帯設置で協力する用意があるとの打診を受けている」と述べた。

AFP, September 11, 2017、ANHA, September 11, 2017、AP, September 11, 2017、ARA News, September 11, 2017、Champress, September 11, 2017、al-Hayat, September 12, 2017、Kull-na Shuraka’, September 11, 2017、al-Mada Press, September 11, 2017、Naharnet, September 11, 2017、NNA, September 11, 2017、Reuters, September 11, 2017、SANA, September 11, 2017、UPI, September 11, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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