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ロシア国防省のコナシェンコフ報道官「米国が拠点化するタンフ国境通行所は「ブラック・ホール」と化し、そこから自由シリア軍ではなく、ダーイシュが湧いてくる」(2017年10月6日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、米国が主導する有志連合が不法に占拠し、拠点化しているヒムス県東部のイラク国境に面するタンフ国境通行所に関して、「シリア軍が、ロシア空軍の支援を受けて東部に進軍し、ダイル・ザウル県のダーイシュ(イスラーム国)を殲滅しようとすると、タンフ村に米軍基地が存在するという問題が深刻さを増す」と非難した。

コナシェンコフ報道官は、有志連合がダーイシュと戦うためとして、タンフ国境通行所一帯に進駐したにもかかわらず、ダーイシュに対する軍事作戦は過去6ヶ月間、同地を起点としてはまったく行われていないと指摘、同地は「ブラックホール」と化し、「そこから…新シリア軍ではなく、ダーイシュの部隊が地下を通って出没し、シリア軍や住民に対して破壊活動を行っている」と主張した。

AFP, October 6, 2017、ANHA, October 6, 2017、AP, October 6, 2017、ARA News, October 6, 2017、Champress, October 6, 2017、al-Hayat, October 7, 2017、Kull-na Shuraka’, October 6, 2017、al-Mada Press, October 6, 2017、Naharnet, October 6, 2017、NNA, October 6, 2017、Reuters, October 6, 2017、SANA, October 6, 2017、UPI, October 6, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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