YPG主体のシリア民主軍はダーイシュとの合意に基づき、シリア第2の規模を誇るタナク油田一帯に進軍(2017年10月26日)

ダイル・ザウル県では、『ハヤート』(10月27日付)が複数の反体制筋の話として伝えたところによると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、シリア第2の規模を誇るタナク油田一帯に進軍し、同油田を見下ろす丘陵地帯に到達した。

「ジャズィーラの嵐」作戦司令室のライラウィー・アブドゥッラー報道官によると、戦闘は同油田一帯で行われており、数日中に油田は制圧されるだろうという。

なお、ユーフラテス・ポスト(10月26日付)によると、ダーイシュは、地元名士との合意に従い、タナク油田一帯から撤退する見込みだという。

なお、この合意では、タナク油田の他、ハジーン市からブサイラ市に至る地域、シュハイル村からズィーバーン町に至る地域をシリア民主軍傘下のダイル・ザウル軍事評議会に移譲することが取り決められているという。

AFP, October 26, 2017、ANHA, October 26, 2017、AP, October 26, 2017、ARA News, October 26, 2017、Champress, October 26, 2017、Euphrates Post, October 26, 2017、al-Hayat, October 27, 2017、Kull-na Shuraka’, October 26, 2017、al-Mada Press, October 26, 2017、Naharnet, October 26, 2017、NNA, October 26, 2017、Reuters, October 26, 2017、SANA, October 26, 2017、UPI, October 26, 2017などをもとに作成。

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