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デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表「シリア政府代表団がロシア大統領に対するアサド大統領の誓約に基づいて、ジュネーブに到着することを希望する」(2017年11月27日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、国連安保理決議の会合にビデオ会議システムで参加し、28日に予定されているジュネーブ8会議に関して、「前提条件なし」で懸案となっている議題が協議されることを改めて強調した。

デミストゥラ氏は、「次回の協議は国連安保理決議第2254号の実施、新憲法起草、国連監視下で、難民を含むすべてのシリア人が参加するかたちでの、透明性を有する自由な選挙の実施に力点を置く…。我々は、反体制派であれ、シリア政府であれ、いかなる当事者も前提条件を示すことを受け入れない」と述べた。

一方、シリア政府代表団の渡航が延期されたことに関しては、「シリア政府代表団が到着し次第、反体制派と政府の直接交渉開始を促す…。我々はシリア政府代表団がロシア大統領に対するアサド大統領の誓約に基づいて、ジュネーブに到着することを希望している…。アサド大統領はソチでの(プーチン大統領との)会談で、ジュネーブでの交渉に専念する意向を示した。」と述べた。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月27日付)、SANA(11月27日付)などが伝えた。

AFP, November 27, 2017、ANHA, November 27, 2017、AP, November 27, 2017、ARA News, November 27, 2017、Champress, November 27, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 27, 2017、al-Hayat, November 28, 2017、al-Mada Press, November 27, 2017、Naharnet, November 27, 2017、NNA, November 27, 2017、Reuters, November 27, 2017、SANA, November 27, 2017、UPI, November 27, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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