最高交渉委員会はソチでのシリア国民対話大会のボイコットを発表、しかし国連は参加を表明(2018年1月27日)

スイスで26日に開始されたジュネーブ9会議に出席している反体制派の一つ最高交渉委員会は、ツイッターを通じて、1月29~30日にソチで開催が予定されているシリア国民対話大会への参加をボイコットする見合わせると発表した。

最高交渉委員会のヤフヤー・アリーディー報道官は、ボイコットの理由として、「ロシアが国連主催のジュネーブ会議が周縁化しようとしている」と述べた。

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アントニオ・グテーレス事務総長は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表を1月29~30日にソチで開催されるシリア国民対話大会に国連の代表として派遣することを決定した。

スタファン・ドゥジャリク報道官が明らかにした。

同報道官によると、グテーレス事務総長は、シリア国民対話大会が、国連主催のジュネーブ会議の再活性化に貢献するとして、信頼を寄せているという。

AFP, January 27, 2018、ANHA, January 27, 2018、AP, January 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2018、al-Hayat, January 28, 2018、Reuters, January 27, 2018、SANA, January 27, 2018、UPI, January 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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