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トルコのカリン大統領府報道官「アサドがいつ去るかはいずれ答えられる問題」(2018年2月3日)

トルコのイブラヒム・カリン大統領府報道官は、1月20日にトルコ軍が開始を宣言したアレッポ県アフリーン市一帯の西クルディスタン移行期民政局支配地域に対する「オリーブの枝」作戦に関して、シリア軍のイドリブ県への進攻を黙認することの見返りとして、ロシアが黙認したとの一部見方を否定した。

カリン報道官は「我々がイドリブを与え、その代わりにアフリーンをとる」というような合意はロシアとの間にはない。二つの作戦は別のものだ」と述べた。

カリン報道官はまた「ロシアは、アサド個人を守ろうとしているのではない。国家機関、シリア軍、そして体制の面々を守ろうとしているのだ…。シリアで国家が完全に崩壊しないことの保障が欲しいのだ」としたうえで、「シリアでの政治移行は…容易ではないが、これが最終目標だ。そしていずれかの段階で、アサドは去らないが…、それをいつにするかは…ゆくゆくはっきりと答えられるべき問題だ」と述べた。

AFP, February 3, 2018、ANHA, February 3, 2018、AP, February 3, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 3, 2018、al-Hayat, February 4, 2018、Reuters, February 3, 2018、SANA, February 3, 2018、UPI, February 3, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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