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シリア駐留ロシア軍司令部「ホワイト・ヘルメットがイドリブ県サラーキブ市でヌスラ戦線による化学物質使用の準備を支援している」(2018年2月13日)

ラタキア県フマイミーム軍事飛行場のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターは声明を出し、イドリブ県サラーキブ市の住民から通報があり、ホワイト・ヘルメットが「化学物質を使用し、その様子を外国のテレビ・チャンネルを通じて放映することで、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム解放機構)が市民の間で行ってきた扇動」を支援する準備をしていると発表した。

通報をした住民によると、ヌスラ戦線のテロリストは、塩素ガスのボンベ20本以上をサラーキブ市に運び込み、いわゆるホワイト・ヘルメットのメンバーがこれに先立って住民を救助するリハーサルを行ったという。

このリハーサル中、救出シーンをどのように撮影・放映するのが効果的なのかが衛星電話の通話を利用して英語で話し合われていたという。

SANA, February 13, 2018

RT(2月13日付)、スプートニク・ニュース(2月13日付)などが伝えた。

AFP, February 13, 2018、ANHA, February 13, 2018、AP, February 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2018、al-Hayat, February 14, 2018、Reuters, February 13, 2018、RT, February 13, 2018、SANA, February 13, 2018、Sputnik News, February 13, 2018、UPI, February 13, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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