反体制武装集団は東グータ地方の人道回廊入口を砲撃し住民の退去を阻止、シリア軍は東グータ地方各所を爆撃・砲撃(2018年2月27日)

ダマスカス郊外県では、SANA(2月27日付)によると、住民が非難するためにシリア軍がワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプ設置した人道回廊を、東グータ地方で活動を続けるシャーム解放機構などの反体制武装集団が砲撃した。

砲撃は、シリア政府支配地域に避難しようとした住民を狙ったもの。

同地では、関係当局がシリア軍の支援を受けて、住民を受け入れる態勢を整えているという。

SANA, February 27, 2018

反体制武装集団による砲撃はまた、ダーヒヤト・アサド町やジャルマーナー市に対しても行われた。

これらの砲撃で住民3人が負傷した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(2月27日付)によると、イスラーム軍はフーシュ・ダワーヒラ村一帯でシリア軍と交戦した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍は、ロシアが発表した午前9時から午後2時の人道停戦に違反して、ジスリーン町、ミスラーバー市を爆撃・砲撃し、住民2人が死亡、十数人が負傷した。

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ダマスカス県では、SANA(2月27日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続けるシャーム解放機構などの反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が、ドゥワイラア地区に着弾し、住民1人が死亡、5人が負傷した。

AFP, February 27, 2018、ANHA, February 27, 2018、AP, February 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 27, 2018、al-Hayat, February 28, 2018、Reuters, February 27, 2018、SANA, February 27, 2018、UPI, February 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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