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トランプ米大統領はシリアの紛争からの撤退に向け、サウジアラビアなどに資金供出を求める(2018年3月17日)

『ワシントン・ポスト』(3月17日付)は、ドナルド・トランプ米大統領が、サウジアラビのサルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王およびムハンマド・ビン・サルマーン皇太子との電話会談で、シリアの紛争から早期に撤退する意思を伝え、米国の関与を終わらせるため、サウジアラビに40億米ドルを拠出するよう要請したと伝えた。

複数の高官によると、トランプ政権はサウジアラビア以外の国にも、米主導の有志連合が制圧したシリア国内の複数地域での復興のための資金拠出を求めているという。

この資金援助要請は、アサド政権、ロシア、イランがこの地域の返還を要求すること、あるいはダーイシュ(イスラーム国)が勢力を回復することを阻止するのが目的だという。

AFP, March 17, 2018、ANHA, March 17, 2018、AP, March 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 17, 2018、al-Hayat, March 18, 2018、Reuters, March 17, 2018、SANA, March 17, 2018、UPI, March 17, 2018、The Washington Post, March 17, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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