YPGとロジャヴァ・アフリーン地区は共同声明を出し、アフリーン市喪失後もゲリラ戦を継続すると表明(2018年3月18日)

西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)と同民政局アフリーン地区は共同声明を出し、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団によるアレッポ県アフリーン市の制圧に関して、トルコ軍による民間人への無差別攻撃を改めて批判したうえで、ロシアによるアフリーン郡領空へのトルコ軍の侵犯の黙認、欧米諸国の沈黙の結果と非難した。

そのうえで「我々は、トルコの占領と「自由シリア軍」を名乗るタクフィール主義勢力に対する我々の戦争は新たな段階に入り、直接的対峙という戦術から、民間人の犠牲を回避し、敵に打撃を与える新たな戦術に転換した。我々の部隊はアフリーンのあらゆるところにいる。これらの部隊はトルコ軍とその傭兵の陣地をいつでも攻撃するだろう」と表明し、ゲリラ戦を継続する意思を示した。

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西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区(北シリア民主連邦アフリーン地域)のウスマーン・シャイフ・イーサー執行評議会共同議長は記者団を前に声明を読み上げ、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団によるアレッポ県アフリーン市の制圧に関して、人民防衛隊(YPG)の同地からの撤退が、民間人の流血を回避するためだったと述べた。

クルディスタン24(3月18日付)が伝えた。

AFP, March 18, 2018、ANHA, March 18, 2018、AP, March 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 18, 2018、al-Hayat, March 19, 2018、Kurdistan 24, March 19, 2018、Reuters, March 18, 2018、SANA, March 18, 2018、UPI, March 18, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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