シリア軍は東グータ地方アイン・タルマー村農場の複数カ所を制圧(2018年3月21日)

ダマスカス郊外県では、SANA(3月21日付)によると、シリア軍が東グータ地方で反体制武装集団に対する掃討作戦を継続し、ラフマーン軍団などの支配下にあるアイン・タルマー村一帯の農場複数カ所を制圧した。

SANA, March 21, 2018

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(3月21日付)によると、イスラーム軍がリーハーン農場一帯でシリア軍と交戦した。

SANAによると、シリア軍は、アイン・タルマー村近郊の農場地帯の制圧と合わせて、住民退去の安全を確保、25世帯が同地から避難、シリア赤新月社が彼らを保護した。

シリア軍はこのほかにも、サクバー市、カフルバトナー町に帰宅した住民の安全を確保、シリア赤新月社による支援物資搬送を支援した。

しかし、シャーム自由人イスラーム運動(シリア解放戦線)の支配下にあるハラスター市とシリア政府支配地域を結ぶ安全回廊では、シリア赤新月社のスタッフが避難した住民約400人を保護したが、反体制武装集団が回廊一帯に発砲を続け、住民の通行を阻止しようとした。

SANA, March 21, 2018

SANA, March 21, 2018

なお、シリア人権監視団によると、この1週間で東グータ地方の反体制武装集団支配地域から約7万人がシリア政府支配地域に退去したという(国連の推計では4万5,000人)。

また、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターのヴラジミール・ゾロトヒン報道官(少将)は、ハラスター市から315人が退去、うち15人が投降を希望するシャーム自由人イスラーム運動のメンバーだったと発表した。

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ダマスカス県では、SANA(3月21日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続ける反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がファーリス・フーリー通りに着弾した。

AFP, March 21, 2018、ANHA, March 21, 2018、AP, March 21, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 21, 2018、al-Hayat, March 22, 2018、Reuters, March 21, 2018、SANA, March 21, 2018、UPI, March 21, 2018などをもとに作成。

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