ヤルダー市、バッビーラー町、バイト・サフム市に続いて、ヒムス県北部、ハマー県南部でも反体制武装集団戦闘員の退去が始まる(2018年5月7日)

SANA(5月7日付)によると、ロシア仲介によるシリア政府と、ヒムス県北部・ハマー県南部の反体制武装集団の停戦合意(1日)に従い、シリア軍に重火器、中火器の引き渡しを完了した武装集団の戦闘員とその家族が、シリア政府によって準備された大型バス62台に分乗し、トルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面とイドリブ県に退去した。

戦闘員らは、退去に先だって、ラスタン市近郊のラスタン橋に集められ、大型バスに乗り換え、移動した。

シリア人権監視団によると、退去した戦闘員と家族の数は1,757人。

SANA, May 7, 2018

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ダマスカス郊外県では、SANA(5月7日付)によると、3、4、5、6日に引き続き、ヤルダー市、バービッラー市、バイト・サフム市で活動を続けてきた反体制武装集団の戦闘員とその家族が、シリア政府によって準備された大型バス47台に分乗し、トルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県に退去した。

シリア人権監視団によると、戦闘員と家族のうち、6,760人がアレッポ県ジャラーブルス市方面へ、1750人がイドリブ県に退去したという。

AFP, May 7, 2018、ANHA, May 7, 2018、AP, May 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2018、al-Hayat, May 8, 2018、Reuters, May 7, 2018、SANA, May 7, 2018、UPI, May 7, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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