イラク軍はYPG主体のシリア民主軍とシリア東部のダーイシュ掃討に向けた合同作戦司令室を設置し、シリア領内のダーイシュ拠点を爆撃(2018年5月14日)

イラク軍は声明を出し、「武装部隊総司令部の命令を受け、イラク空軍のF-16戦闘機がシリア領内にあるダーイシュ(イスラーム国)の司令兵站拠点を爆撃、これを完全に破壊した」と発表した。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月14日付)によると、爆撃は、ダイル・ザウル県東部のバーグーズ村制圧に向けて、イラク軍、イラク人民動員隊が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と合同作戦司令室を設置したことを受けたものだという。

なお、合同作戦司令室設置を受けて、イラク軍とイラク人民動員隊は11日から、バーグーズ村に向けて進軍を本格化させている。

al-Durar al-Shamiya, May 14, 2018

AFP, May 14, 2018、ANHA, May 14, 2018、AP, May 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 14, 2018、al-Hayat, May 15, 2018、Reuters, May 14, 2018、SANA, May 14, 2018、UPI, May 14, 2018などをもとに作成。

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