米国務省報道官の脅迫に対して、シリア軍はダルアー県への激しい砲撃で応じる(2018年6月15日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(6月15日付)、シリア人権監視団によると、シリア軍が、反体制武装集団の支配下にあるハーッラ市、アクラバー村、カフルシャムス町を砲撃し、子供2人を含む6人が死亡、30人以上が負傷した。

al-Durar al-Shamiya, June 15, 2018

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なお、シリア軍による砲撃の数時間前、米国務省のヘザー・ナウアート報道官は声明を出し、「シリア南西部の緊張緩和地帯でのシリア政府(の停戦)違反に対して、適切且つ断固たる措置を講じるだろう」と表明していたた。

ナウアート報道官はまた「ロシアは国連安保理常任理事国として、シリア政府に外交・軍事圧力をかけて攻撃を停止させる責任がある」と付言した。

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一方、ドゥラル・シャーミーヤ(6月15日付)は、複数の活動家の情報として、イスラエル軍がダルアー県北部にあるヒズブッラーの拠点複数カ所を砲撃し、「高性能地対空システム」を破壊したと伝えた。

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他方、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のダーイル町の和解委員会の委員長が何者かによって誘拐された。

この委員長は14日晩に失踪したという。

AFP, June 15, 2018、ANHA, June 15, 2018、AP, June 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 15, 2018、al-Hayat, June 16, 2018、Reuters, June 15, 2018、SANA, June 15, 2018、UPI, June 15, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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