トルコがイドリブ県内の監視所の軍備を強化する一方、親トルコの国民解放戦線はシリア政府との和解を主唱する活動家・住民20人を拘束(2018年9月13日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月13日付)によると、国民解放戦線が県西部でシリア政府との和解を主唱する活動家・住民20人を拘束した。

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シリア人権監視団によると、トルコ軍部隊がイドリブ県カフルルースィーン村に設置された通行所を通じて、シリア領内に進入、ハマー県ムーリク市近郊とイドリブ県マアッラト・ヌウマーン市近郊の監視所に展開した。

また、ロイター通信(9月13日付)は、トルコ治安当局高官の話として、トルコ軍がイドリブ県内に設置している監視所12カ所の軍備を増強したと伝えた。

この高官は「我々は、そこ(シリア)に部隊を駐留させている。もし駐留部隊が何らかの危害を加えられたり、攻撃にさらされたら、それをトルコに対する攻撃とみなし、必要な対抗措置を講じる」と述べているという。

AFP, September 13, 2018、ANHA, September 13, 2018、AP, September 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 13, 2018、al-Hayat, September 14, 2018、Reuters, September 13, 2018、SANA, September 13, 2018、UPI, September 13, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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