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トランプ米大統領が国連総会で演説「シリアでの問題解決はイランに対処する計画のなかで行われねばならない」(2018年9月25日)

ドナルド・トランプ米大統領はニューヨークの国連本部で開幕した第73回国連総会の一般討論で演説を行った。

トランプ大統領は演説のなかでシリア情勢について言及し、「シリアで現在進行中の悲劇には心が裂かれる思いだ。我々は、武力紛争の緊張を緩和し、シリア国民の意志を尊重するような政治的解決を実現することを共通の目的とすべきだ…。こうしたなかで、我々は国連主導の和平プロセスを再活性化させたいと考えている。だが、米国はアサド政権が化学兵器を使用したら、確実に対抗措置を講じる」と述べた。

また「シリアでの問題解決はイランに対処する計画のなかで行われねばならない」としたうえで、「最大のテロ支援国が核兵器を保有することを我々は容認できない…。イランの指導者は混乱、殺戮、破壊を拡散している」と非難、イランを孤立化させるよう呼びかけた。

ANHA, September 25, 2018

AFP, September 25, 2018、ANHA, September 25, 2018、AP, September 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 25, 2018、al-Hayat, September 26, 2018、Reuters, September 25, 2018、SANA, September 25, 2018、UPI, September 25, 2018などをもとに作成。

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