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2014年3月20日のシリア情勢:諸外国の動き

化学兵器禁止機関・国連合同派遣団特別調整官のスィグリッド・カーグ国連事務次長補は声明を出し、シリアが保有する化学兵器・物質の53.6%が、国内で破壊されるか、国外に搬出されることで廃棄されたと発表、廃棄プロセスが「大きな進展」を遂げていると述べた。

同声明によると、廃棄プロセスに遅れが見られるもの、シリアが保有する化学物質の45.6%がすでにラタキア港を経由して国外に搬出されたという。

危険度の高い化学物質は29.5%が、危険度の低い物質は82.6%が国外に搬出されたという。

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『ハヤート』(3月21日付)は、米上院議員9人がバラク・オバマ米大統領に連名で書簡を提出、アサド政権退陣とジュネーブ合意履行のために「現地のパワー・バランスを変えるための政策」の実施を求めたと報じた。

議員9人は、「自由シリア軍」を名乗る武装集団および自由シリア軍参謀委員会(最高軍事評議会)に、「アサドだけでなく、アル=カーイダが支援する過激な集団と戦う」よう支援すべきだと主張しているという。

書簡を提出したのは、ロバート・メネンデス上院外交委員会委員長、カール・レヴィン上院軍事委員会委員長(以上民主党)、ジョン・マケイン議員、リンゼー・グラハム議員(以上共和党)ら。

AFP, March 20, 2014、AP, March 20, 2014、ARA News, March 20, 2014、Champress, March 20, 2014、al-Hayat, March 21, 2014、Iraqinews.com, March 20, 2014、Kull-na Shuraka’, March 20, 2014、Naharnet, March 20, 2014、NNA, March 20, 2014、Reuters, March 20, 2014、SANA, March 20, 2014、UPI, March 20, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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