イラン軍報道官「イランは攻撃を受けるような拠点をシリアには持っていないが、イランの顧問団がいるシリアの拠点が攻撃される可能性はある」(2018年12月5日)

イラン軍のアブー・ファズル・シャカールジー報道官(准将)は、ダマスカス郊外県キスワ市一帯などでイラン・イスラーム革命防衛隊やヒズブッラーの拠点を攻撃したとされる11月29日のイスラエルの攻撃に関して、「イランは攻撃を受けるような拠点をシリアには持っていない。攻撃を招くような基地や軍事拠点をシリアに必要としていない」と述べた。

シャカールジー報道官はまた「イランの顧問団がいるシリアの拠点が攻撃される可能性はある。シリアにイランがいるとする米国の主張は、シオニストの戯言に根ざした米国の言いがかりに過ぎない」と付言した。

IRNA通信(12月5日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, December 5, 2018

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ドゥラル・シャーミーヤ(12月5日付)は、レバノンのヒズブッラーがダルアー県ジャバーブ村近郊の第89中隊基地、第79中隊基地などに配備していた戦術任務ミサイル複合体(トーチカ)数十発を、県東部のラジャート高原に移動させた、と伝えた。

理由は不明だが、11月29日にイスラエル軍がダマスカス郊外県キスワ市一帯にあるとされるヒズブッラーやイラン・イスラーム革命防衛隊の拠点を攻撃している。

AFP, December 5, 2018、ANHA, December 5, 2018、AP, December 5, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 5, 2018、al-Hayat, December 6, 2018、IRNA, December 5, 2018、Reuters, December 5, 2018、SANA, December 5, 2018、UPI, December 5, 2018などをもとに作成。

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