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2014年3月23日のシリア情勢:レバノンの動き

NNA(3月23日付)によると、ベイルート県マディーナ・リヤーディーヤ地区(ジャディーダ街道)でシャーキル・ビルジャーウィー氏が率いるアラブ潮流の支持者とサラフィー主義者が衝突し、機関銃、ロケット弾などで打ち合いとなり、アラブ潮流メンバー1人が死亡、13人が負傷した。

衝突は軍の介入によって収束した。

MTV(3月23日付)によると、衝突には、サアド・ハリーリー元首相が率いるムスタクバル潮流の支持者もサラフィー主義者側について参加していたという。

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レバノンの声(3月23日付)などによると、ベカーア県バアルベック郡サルアイン村に、シリア領内から発射された迫撃砲弾が着弾し、シリア人労働者1人が負傷した。

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進歩社会主義党のワリード・ジュンブラート党首はジャディード(3月23日付)のインタビューで、ヒズブッラーについて「シリアで勝利するとは思っていない…。ヒズブッラーはシリアの泥沼のなかで溺れている。ヤブルードで起きたことを受けて、勝利できると誤って考えているのだろう…」と述べた。

ジュンブラート党首は「レジスタンスに反対しているわけではない」としつつ、「ヒズブッラーに標的を改めて欲しい」と付言した。

一方、アサド政権については「数百万のシリア人を避難生活に追い込み、都市を破壊した者が勝つことはできない」と批判した。

またジハード主義武装集団の台頭について、ジュンブラート党首は「テロは宗教や人種とは無関係に存在するものだ。国際テロリズムはレバノンを主戦場の一つにすることを決定したが、ヒズブッラーのシリアへの関与がその背景にあるとは思っていない」と述べた。

そのうえで「改革を行うことですべてを回避することは可能だった。だが、アサドは危機が始まった当初にテロがなかったにもかかわらず、タクフィール主義者と戦っていると主張してきた」と付言、国際社会が「アサド排除で合意しなければ」紛争は解決しないとの見方を示した。

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2013年半ば以降潜伏を続けるサイダー市のサラフィー主義シャイフ、アフマド・アスィール氏がツイッターを通じてビデオ声明(http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=xdcG5YdDm1c)を出し、レバノン軍を「ヒズブッラーにとっても最も重要な道具」と非難した。

AFP, March 23, 2014、AP, March 23, 2014、ARA News, March 23, 2014、Champress, March 23, 2014、al-Hayat, March 24, 2014、Iraqinews.com, March 23, 2014、al-Jadid TV, March 23, 2014、Kull-na Shuraka’, March 23, 2014、MTV, March 23, 2014、Naharnet, March 23, 2014、NNA, March 23, 2014、Reuters, March 23, 2014、SANA, March 23, 2014、UPI, March 23, 2014、Voice of Lebanon, March 23, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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