ダマスカス郊外県からイドリブ県に退去した避難民はシャーム軍団などによる住居賃貸料支払い決定に抗議(2018年12月24日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月24日付)によると、ダマスカス郊外県ダーライヤー市から、フーア市に移住した住民数十人が、住居の賃貸料の支払いを定めたシャーム軍団の決定に抗議し、街頭デモを行った。

同様の決定は、シャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動も数日前に行っており、その際も抗議デモが発生していた。

フーア市はカフラヤー町とともに、シリア政府を支持する住民(シーア派)が留まっていたが、今年半ばに住民交換によって全員が退去、同地を包囲していたシャーム解放機構などの反体制武装集団の支配下に入り、ダマスカス郊外県から退去していた戦闘員とその家族の居住地となっていた。

al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018

AFP, December 24, 2018、ANHA, December 24, 2018、AP, December 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 24, 2018、al-Hayat, December 25, 2018、Reuters, December 24, 2018、SANA, December 24, 2018、UPI, December 24, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts