シリア民主評議会高官「シリア領内の外国部隊の撤退についてロシアと協議する用意がある」(2019年3月1日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会の在米ワシントンDC代表のバッサーム・イスハク氏なリア・ノヴォースチ通信(3月2日付)に対して、シリア領内の外国部隊の撤退についてロシアと協議する用意があると述べた。

イスハク氏は、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領が27日のイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相との会談で、シリア国内で活動する外国の部隊の撤退を検討するための合同作業チームを設置することを提案したことに関して、「我々はあらゆる提案をロシアの高官と検討することを喜んで受け入れる。ロシアはシリアにおける重要な政治大国で、我々は何度もモスクワを訪れてきた…。ロシアはシリア民主評議会とダマスカスの連絡を仲介する役割を果たしている。一方、米国はトルコとの連絡において同じ役割を果たしている…。我々はロシア、米国、そしてシリアの問題に関与しているすべてのプレーヤーが協力を続けることを切に願う」と述べた。

一方、米軍の進駐については「我々は米国が撤退するだろうということは承知していた。我々はこの決定を尊重したい」と付言した。

AFP, March 2, 2019、ANHA, March 2, 2019、AP, March 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2019、al-Hayat, March 2, 2019、Reuters, March 2, 2019、RIA Novosti, March 2, 2019、SANA, March 2, 2019、UPI, March 2, 2019などをもとに作成。

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