ダルアー市でハーフィズ・アサド前大統領の像再建に反対するデモが発生、像再建を支持するデモは何者かの発砲を受け中止に(2019年3月10日)

ダルアー県では、ハウラーン自由人連合がフェイスブックのアカウントを通じて発表したところによると、ダルアー市各所で抗議デモが発生した。

デモは、ダルアー市内にハーフィズ・アサド前大統領の像が再建されたことに抗議するもので、デモ参加者は、イドリブ県との連帯、イドリブ県の反体制派支配地域に対する砲撃反対、逮捕者釈放などを訴えた。

ドゥラル・シャーミーヤはまた、インターネットを通じて、デモ参加者数百人が体制打倒などを訴える様子を撮影した映像を公開した。


ハーフィズ・アサド前大統領の像は、2011年の抗議デモに際して、デモ参加者によって破壊されていた。

ハウラーン自由人連合によると、ダルアー市ではまた、バアス党員の呼びかけにより、鉄道駅地区(マハッタ地区)でシリア政府を支持する行進も行われたが、何者かの発砲を受けた。

行進は、ハーフィズ・アサド前大統領の像再建を歓迎するためのものだったが、発砲を受け中止された。

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スワイダー県では、スワイダー24(3月10日付)によると、スワイダー市東のザフル・ジャバル検問所を通行しようとした若者1人がシリア軍兵士に射殺されたことへの報復として、若者の家族や地元の武装集団がこの検問所を迫撃砲などで攻撃した。

AFP, March 10, 2019、ANHA, March 10, 2019、AP, March 10, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2019、al-Hayat, March 11, 2019、HoranFreeMedia, March 10, 2019、Reuters, March 10, 2019、SANA, March 10, 2019、Suwayda 24, March 10, 2019、UPI, March 10, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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