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YPG主体のシリア民主軍「イランは一部アラブ部族を懐柔し、シリア民主軍支配地域にスリーパー・セルを養成している」(2019年4月6日)

アラビーヤ・チャンネル(4月6日付)は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の複数の情報筋の話として、シリア民主軍が制圧したシリア北部および東部(ユーフラテス川以東地域)で、イランの支援を受けたスリーパー・セルが活動をしていると伝えた。

同情報筋によると、「ダーイシュ(イスラーム国)や、トルコ政府の支援を受ける「ユーフラテスの盾」作戦司令室に所属しないスリーパー・セルが存在し、その背後には域内の複数の勢力がいる」としたうえで、「イランは一部のアラブ系部族のなかにスリーパー・セルを作り、彼らを部族長などを通じて動員しようとしている」と述べ、イランの支援を受けたスリーパー・セルの勢力拡大に警戒感を示した。

同消息筋によると、イランが支援しようとしているのは、ダイル・ザウル県、ラッカ県で暮らすバカーラ部族、シャッラービーン部族、ワルダ部族といった部族だという。

AFP, April 6, 2019、Alarabia, April 6, 2019、ANHA, April 6, 2019、AP, April 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2019、al-Hayat, April 7, 2019、Reuters, April 6, 2019、SANA, April 6, 2019、UPI, April 6, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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