シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がアレッポ県とラタキア県でシリア軍拠点を奇襲し、兵士30人以上を殺害(2019年4月20日)

アレッポ県では、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(4月20日付)によると、同機構に所属するアブー・バクル・スィッディーク軍がアレッポ市西部郊外のアクラブ村(スーク・ジャバス地区)にあるシリア軍拠点複数カ所を奇襲し、兵士25人以上を殺傷した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(4月20日付)によると、アレッポ市西部のラーシディーン地区、科学研究センター一帯、ダーヒヤト・アサド地区でシリア軍とシャーム解放機構が激しく交戦した。

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ラタキア県では、ジャブラ第一報道ネット(4月20日付)によると、サラヤー村でシリア軍が反体制武装集団の要撃を受け、兵士5人が死亡した。

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イドリブ県では、SANA(4月20日付)によると、シリア軍がシャッアーラ村、サイヤーディー村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を5件(イドリブ県1件、アレッポ県4件)確認した。

AFP, April 20, 2019、ANHA, April 20, 2019、AP, April 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2019、al-Hayat, April 21, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 20, 2019、Reuters, April 20, 2019、SANA, April 20, 2019、Shabaka Akbar Jabla al-Ula, April 20, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, April 20, 2019、UPI, April 20, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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