トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊を激しく砲撃(2019年5月1日)

アレッポ県では、ANHA(5月1日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ村、マルアナーズ村、スムーカ村、シャフアー・ダム一帯を砲撃した。

トルコ軍と反体制武装集団が発射した砲弾の数は30発以上に達したという。

トルコ軍はまた、ファーフィーン村近郊のハリーサ村に対しても砲撃を加えた。

これに対して、アフリーン解放軍団は精鋭を出し、トルコの占領下にあるアフリーン郡シャッラー村近郊のカトマ村でトルコ軍部隊を3度にわたり攻撃し、トルコ軍兵士9人を殺害、14人を負傷させたと発表した。

一方、トルコ占領下のジャラーブルス市では、オートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、住人複数が死傷した。

また、北・東シリア自治局の支配下にあるマンビジュ市の路上で爆弾が爆発し、住人2人が負傷した。

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ラッカ県では、ANHA(5月1日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるラッカ市内の公園に仕掛けらていた爆弾が爆発した。

死傷者はなかった。

AFP, May 1, 2019、ANHA, May 1, 2019、AP, May 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2019、al-Hayat, May 2, 2019、Reuters, May 1, 2019、SANA, May 1, 2019、UPI, May 1, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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