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国連のグテーレス事務総長は悪化するイドリブ県情勢に警鐘を鳴らし、すべての当事者に停戦遵守を呼びかける(2019年5月7日)

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は声明を出し、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構の支配下にあるシリア北西部の反体制派支配地域(緊張緩和地帯第1ゾーン)に対してロシア・シリア軍が攻撃を強めていることに関して、国際法を尊重して民間人を保護し、停戦を遵守するよう呼びかけた。

グテーレス事務総長は、爆撃によってインフラが破壊され、数百人が死傷し、15万人以上が避難を余儀なくされているとの情報に懸念を示すとともに、すべての当事者に国際法を尊重して民間人を保護するよう呼びかけるとともに、2018年9月17日にロシアとトルコが交わした緊張緩和地帯第1ゾーンでの非武装地帯設置にかかる停戦合意を遵守するよう求めた。

AFP, May 7, 2019、ANHA, May 7, 2019、AP, May 7, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2019、al-Hayat, May 8, 2019、Reuters, May 7, 2019、SANA, May 7, 2019、UPI, May 7, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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