SANAはシリア軍が制圧したハマー県カルアト・マディーク町のホワイト・ヘルメットの野戦病院で押収された防毒マスクなどを公開(2019年5月27日)

SANA(5月27日付)は、5月9日に解放されたハマー県のカルアト・マディーク町で地雷・爆発物などの撤去作業にあたるシリア軍部隊が最近になって発見したというホワイト・ヘルメットの野戦病院で押収された医薬品、救急医療用品、ユニホーム、ヘルメット、防毒マスク、AED(自動体外式除細動器)などの映像や写真を公開した。

カルアト・マディーク町をはじめとするハマー県北部、北西部、イドリブ県南部、東部は、シリア・ロシア軍の戦闘が激化したことを受けてほとんどの住民は避難しており、同地に残留したホワイト・ヘルメットは、反体制武装集団に従軍し、救急活動、医療活動などを行っていたとみられる。

AFP, May 27, 2019、ANHA, May 27, 2019、AP, May 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 27, 2019、al-Hayat, May 27, 2019、Reuters, May 27, 2019、SANA, May 27, 2019、SOHR, May 27, 2019、UPI, May 27, 2019などをもとに作成。

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