ムアッリム外務在外居住者大臣「トルコがシリア国内から部隊を完全に撤退させ、反体制武装集団への支援を停止すれば、同国との関係を修復する用意がある」(2019年6月20日)

中国を訪問中のワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相は、レバノンのテレビ局マヤーディーン・チャンネル(6月20日付)のインタビューに応じ、そのなかで、トルコがシリア国内から部隊を完全に撤退させ、反体制武装集団への支援を停止すれば、同国との関係を修復する用意がある、と述べた。

ムアッリム外務在外居住者大臣はまた「トルコにはシリアからの部隊撤退などしなければならないことがたくさんある。撤退しなければ、イスラエルのような占領国となるだろう」と批判しつつも、「シリア国内でのトルコ軍との軍事衝突は望まない」と付言した。

そのうえで「私が述べたことは、条件ではなく、隣国どうしの関係の論理を踏まえた基本原則だ」と強調した。

AFP, June 20, 2019、ANHA, June 20, 2019、AP, June 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, June 20, 2019、al-Hayat, June 21, 2019、Qanat al-Mayadin, June 20, 2019、Reuters, June 20, 2019、SANA, June 20, 2019、SOHR, June 20, 2019、UPI, June 20, 2019などをもとに作成。

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