ダイル・ザウル県でYPG主体のシリア民主軍の退去、体制打倒を求めるデモが発生(2019年9月27日)

ダイル・ザウル県では、SANA(9月27日付)によると、県南東部ユーフラテス川東岸のジュダイダト・バカーラ村で住民が抗議デモを行い、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の退去を求めた。

デモは、シリア民主軍が有志連合を主導する米軍の支援を受けて、同県各所で住民の拘束を続けていることを受けて発生したもの。

一方、反体制系サイトのザマーン・ワスル(9月27日付)によると、シリア政府支配下のダイル・ザウル市郊外で、アサド政権打倒と「イランの民兵」排除を求めるデモが行われた。

デモは「サーリヒーヤの殉教者」と銘打たれ、参加者数百人が、北・東シリア自治局の支配下にある工業地区からシリア政府と北・東シリア自治局の支配地域の境界に設置されているサーリヒーヤ村通行所近くの交差点に向かって行進し、シリア政府支配下のサーリヒーヤ村に向かった。

これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が街道を封鎖し、行進を阻止した。

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ラッカ県では、SANA(9月27日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がタブカ市で住民2人を拘束、連行した。

AFP, September 27, 2019、ANHA, September 27, 2019、AP, September 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2019、Reuters, September 27, 2019、SANA, September 27, 2019、SOHR, September 27, 2019、UPI, September 27, 2019、Zaman al-Wasl, September 27, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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