アル=カーイダ系のシャーム解放機構が主導する「必勝」作戦司令室は6ヶ月間の停戦合意が成立したとの情報を否定(2019年10月1日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構、トルコの支援を受ける国民解放戦線、「穏健な反体制派」と目されるイッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室の報道官を務めるナージー・ムスタファー大尉(国民解放戦線報道官)は、イドリブ県を中心とする反体制派支配地域(緊張緩和地帯第1ゾーン)で6ヶ月間の停戦が合意されたとの一部情報を否定した。

トルコの支援を受けるシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団に近いムハッラル・ネット(10月1日付)によると、ムスタファー大尉は、停戦合意について「事実無根」としたうえで、「革命諸派は解放区のいかなる戦線に対する政権軍のいかなる進軍の試みに対しても備えるために取り組んでいる」と述べた。

停戦に関しては、複数の活動家がネット上で、トルコが反体制武装集団諸派に対して、ロシアと6ヶ月間停戦し、この間にイドリブ県にトルコ軍が展開、新たな監視所を設置することで合意した旨通知したとの情報を拡散していた。

 

AFP, October 1, 2019、ANHA, October 1, 2019、AP, October 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 1, 2019、Shabaka al-Muharrar al-I’lamiya, October 1, 2019、Reuters, October 1, 2019、SANA, October 1, 2019、SOHR, October 1, 2019、UPI, October 1, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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