シリア軍がアレッポ県で新興のアル=カーイダ系組織と交戦(2019年12月29日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ダイル・シャルキー村、ガドファ村一帯でシリア軍と反体制武装集団が砲撃戦を行った。

一方、シリア軍戦闘機は、マアッルシューリーン村およびその一帯を爆撃した。

シリア軍が爆撃を行うのは4日ぶり。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザンマール一帯で、新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構、アンサール・ディーン戦線、アンサール・タウヒード、アンサール・イスラーム集団からなる「信者を煽れ」作戦司令と交戦した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を32件(イドリブ県15件、ラタキア県10件、アレッポ県6件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を26件(イドリブ県15件、ラタキア県0件、アレッポ県3件、ハマー県7件)確認した。

AFP, December 29, 2019、ANHA, December 29, 2019、AP, December 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 29, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 29, 2019、Reuters, December 29, 2019、SANA, December 29, 2019、SOHR, December 29, 2019、UPI, December 29, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts