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2014年4月3日のシリア情勢:諸外国の動き

国連のファルハーン・ハック副報道官は、ラタキア港からの化学物質搬出作業が3月20日以降中断していることを明らかにした。

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欧米諸国、湾岸アラブ諸国、トルコなど11カ国からなる「シリアの友連絡グループ」は共同声明を出し、2014年7月にシリアで予定されている大統領選挙に関して「民主主義のパロディー」だと批判した。

「シリアの友連絡グループ」は声明で、紛争の「政治的解決」をめざすアフダル・ブラーヒーミー共同特別代表の活動を支援するとともに、シリア政府に対してジュネーブ2会議を通じた和平プロセスへの妨害を停止するよう警告した。

そのうえで「大統領選挙実施というシリア政府の一方的決定は、移行期統治機関を設置するとしたジュネーブ合意…とまったく合致しておらず…民主主義のパロディーに過ぎず、シリア政府がジュネーブでの対話を根本から拒否していることを暴露し、シリア分裂を助長するだろう」と非難した。

AFP, April 3, 2014、AP, April 3, 2014、ARA News, April 3, 2014、Champress, April 3, 2014、al-Hayat, April 4, 2014、Iraqinews.com, April 3, 2014、Kull-na Shuraka’, April 3, 2014、Naharnet, April 3, 2014、NNA, April 3, 2014、Reuters, April 3, 2014、SANA, April 3, 2014、UPI, April 3, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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