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米軍ヘリコプターがハサカ県タッル・タムル町上空からロシア軍ヘリコプターを排除、ロシア軍は米軍が設置した検問所を迂回してパトロールを敢行(2020年2月3日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米軍のヘリコプター複数機がカスラク村に設置されている基地を離陸し、タッル・タムル町方面に向かい、同地上空を旋回していたロシア軍ヘリコプター3機を排除した。

米軍ヘリコプターはロシア軍ヘリコプターをラアス・アイン(スィリー・カーニヤ)市上空まで追尾し、タッル・タムル町から遠ざけたという。

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一方、地上では、タッル・タムル町に駐留するロシア軍のパトロール部隊が、M4高速道路沿線のハリータ村近郊に米軍が設置していた検問所を迂回し、パトロールを敢行した。

ロシア軍のパトロール部隊は、米軍車輌10台が展開していた検問所を、舗装されていない脇道を通って迂回したという。

進行を阻止された。

なお、ロシア軍パトロール部隊は1月29日、同地で米軍部隊に進行を妨害され、一触即発となったが、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が間に入り、事なきを得ていた。

AFP, February 3, 2020、ANHA, February 3, 2020、AP, February 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, February 3, 2020、Reuters, February 3, 2020、SANA, February 3, 2020、SOHR, February 3, 2020、UPI, February 3, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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