トルコ軍と国民軍は北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃、シリア民主軍が応戦(2020年2月4日)

アレッポ県では、ANHA(2月4日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のカシュタアール村に設置されているロシア軍の拠点を砲撃した。

砲撃による被害状況は不明。

ANHAやシリア人権監視団によると、トルコ軍と国民軍はまた、マーリキーヤ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦、マルアナーズ村、スーガーニカ村、アキーバ村、タッル・マディーク村、シャフバー・ダム、ハルバル村、シャイフ・イーサー村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がジャラーブルス市近郊のムフスィンリー村を砲撃し、子ども1人が負傷した。

また、マンビジュ市西のサイヤード丘一帯でシリア民主軍と国民軍が交戦した。

さらに、国民軍はトゥーハール村一帯でシリア軍兵士を狙撃し、1人を殺害した。

これに対して、シリア民主軍はトルコ占領下のアフリーン市を砲撃し、住民1人が死亡した。

このほか、アフリーン解放軍団は声明を出し、3日にトルコ占領下のシャッラー村近郊のマリーミーン村、マーリア市で反体制武装集団を攻撃し、戦闘員4人を殺害したと発表した。

AFP, February 4, 2020、ANHA, February 4, 2020、AP, February 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, February 4, 2020、Reuters, February 4, 2020、SANA, February 4, 2020、SOHR, February 4, 2020、UPI, February 4, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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