カーミシュリー市で国防隊がアサーイシュ、トラフィックに発砲し、1人死亡(2020年4月4日)

ハサカ県では、シリア人権監視団やANHA(4月4日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市のサブア・バフラート交差点近くで、国防隊が北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)と交通警察(トラフィック)の車列に向けて発砲、アサーイシュとトラフィックの隊員3人が負傷した。

発砲を受けたアサーイシュは反撃し、国防隊の隊員複数が負傷した。

その数時間後、国防隊は、アサーイシュ、トラフィック、医療関係車からなる車列に向けた再び発砲、アサーイシュの隊員1人が死亡した。

国防隊は車列が検問所を突破しようとしたために発砲したという。

事態悪化を受けて、ロシア軍部隊が現場に駆けつけ、対立の収拾にあたった。
AFP, April 4, 2020、ANHA, April 4, 2020、AP, April 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2020、Reuters, April 4, 2020、SANA, April 4, 2020、SOHR, April 4, 2020、UPI, April 4, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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