トルコ占領下のラッカ県タッル・アブヤド市で自由警察隊員が新型コロナウイルスに感染(2020年4月12日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・アブヤド市でトルコの支援を受けるいわゆる自由警察の隊員1人の新型コロナウイルスの感染が確認され、所属する部署の隊員全員が隔離された。

タッル・アブヤド市の地元評議会は、市内の学校2カ所に緊急事態対応センターを設置し、感染が疑われる住民らを隔離している。

なお、複数の情報筋によると、この数時間前に、国民軍に所属する武装集団のメンバー1人、スルーク町出身の男性2人も新型コロナウイルスの感染を疑われ、隔離されたという。

タッル・アブヤド市ではまた、トルコの支援を受ける国民軍に所属するマジド軍団のメンバー1人が、別のメンバーを銃で撃ち、殺害した。

AFP, April 12, 2020、ANHA, April 12, 2020、AP, April 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, April 12, 2020、Reuters, April 12, 2020、SANA, April 12, 2020、SOHR, April 12, 2020、UPI, April 12, 2020などをもとに作成。

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