シリア人権監視団はイスラエルがヒムス市郊外のヒズブッラーの基地をミサイル攻撃したと発表、しかしSANAによると爆発は装備運搬中の誤爆(2020年5月1日)

シリア人権監視団によると、ダルアー県とクナイトラ県に対するイスラエル軍ヘリコプターのミサイル攻撃の数時間後、イスラエル軍がヒムス県のヒムス市とタドムル市を結ぶ街道沿いにあるレバノンのヒズブッラーの通称「ハサン・ブン・ハイサム基地」と呼ばれる教練キャンプに併設されているミサイル弾薬庫をミサイル攻撃した。

シリア軍防空部隊がミサイルを迎撃したが、ミサイル弾薬庫は大爆発を起こし、その破片がヒムス市の入り口まで飛散したという。

しかし、SANA(5月1日付)などは、これを否定、ヒムス市南東の郊外に設置されているシリア軍拠点1カ所で、装備運搬中に人的ミスによって複数回にわたって爆発が起き、負傷者が出る一方、周辺の商店、車輌、道路などに被害が出たと伝えた。

AFP, May 1, 2020、ANHA, May 1, 2020、AP, May 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2020、Reuters, May 1, 2020、SANA, May 1, 2020、SOHR, May 1, 2020、UPI, May 1, 2020などをもとに作成。

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