シリア人権監視団は、シリア民主軍に従軍していたトルコ国籍の士官や戦闘員が離反し、トルコへの逃亡を続けていると発表(2020年5月10日)

シリア人権監視団は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に従軍していたトルコ国籍の士官や戦闘員が、離反し、トルコへの逃亡を続けており、その一部が逃亡中に殺害されていると発表した。

同監視団によると、「B」と呼ばれるトルコ国籍の財務担当者が、在任中に横領した経費を仲間の男性1人と持ち出そうとしたが、トルコ国境に近いハサカ県のカルマーニーヤ村でトルコ側からの道先案内人を待っていたところ、シリア民主軍の諜報部隊に撃たれて、即死したという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シュハイル村の絨毯工場近くで人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる2人組の発砲を受け、戦闘員2人が死亡した。

AFP, May 10, 2020、ANHA, May 10, 2020、AP, May 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2020、Reuters, May 10, 2020、SANA, May 10, 2020、SOHR, May 10, 2020、UPI, May 10, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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