イドリブ県、アレッポ県、ダルアー県で体制打倒を求めるデモ(2020年6月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、反体制派の支配下にあるM4高速道路沿線のヒルバト・ジャウズ村近郊にあるサーヒル・キャンプで、国内避難民(IDPs)数百人が抗議デモを行い、「シリア革命」の継続、体制打倒を訴えた。

またイドリブ市でも、女性らが抗議デモを行い、体制打倒やシリア軍によって制圧された地域への帰還を訴えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のアアザーズ市で、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市からの国内避難民(IDPs)の住民が帰還を訴えて抗議デモを行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダルアー市、ジーザ町で住民数十人が抗議デモを行い、「イランの民兵」の排斥、体制打倒、逮捕者釈放などが訴えられた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局ダイル・ザウル民政評議会の支配下にあるアズバ村で、住民や国内避難民(IDPs)が抗議デモを行い、体制打倒、「イランの民兵」排斥、汚職撲滅を訴えた。

抗議デモは「変革に代わるものはない金曜日」と銘打って呼びかけられていた。

AFP, June 12, 2020、ANHA, June 12, 2020、AP, June 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2020、Reuters, June 12, 2020、SANA, June 12, 2020、SOHR, June 12, 2020、UPI, June 12, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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