シャーム解放機構のシャーミー軍事報道官はロシア軍パトロール襲撃への関与を否定:「戦いのかたちは変わったが敵とその支援社に対する戦いは続いている」(2020年7月20日)

シャーム解放機構のアブー・ハーリド・シャーミー軍事報道官は、7月14日にイドリブ県のM4高速道路でロシア・トルコ合同パトロール部隊を狙った爆発が発生し、ロシア軍兵士3人が負傷した事件への関与を否定した。

シャーミー軍事報道官は「イドリブ県で合同パトロールを狙うことで利益を得る多くの当事者がいる…。だが、我々シャーム解放機構の司令部は、こうした行動がイドリブ県南部地域で予想される戦闘の発生を急がせることになると見ている。それゆえ、我々は解放区が来たるべき戦いに備えるための時間を稼ぎたいと考えている」と述べた。

「敵とその支援者に対する我々の戦いは終わっておらず、続いている。それは形を変えているだけで、アサド政権を倒し、そのシステムを解体するまで、我々は現状に満足はしない」と強調した。

イバー・ネット(7月20日付)が伝えた。

AFP, July 20, 2020、ANHA, July 20, 2020、AP, July 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2020、Reuters, July 20, 2020、SANA, July 20, 2020、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, July 20, 2020、SOHR, July 20, 2020、UPI, July 20, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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