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レバノンで閣僚辞任が相次ぐなか、ディヤーブ首相は内閣を総辞職(2020年8月10日)

ハッサーン・ディヤーブ首相は記者会見を開き、内閣を総辞職すると発表した。

ディヤーブ内閣は時期内閣が発足するまで暫定内閣となる。

8月4日のベイルート港での大規模爆発で国内では内閣を含む支配エリートへの不満が高まり、8日には首都ベイルートで大規模な反政府デモが発生していた。

ディヤーブ内閣の総辞職はこうした辞退を受けたもの。

ディヤーブ首相は「この災難は慢性的な汚職の結果だ…。汚職のネットワークは国家よりも大規模に拡がっている…。10月17日の革命を正しく解釈指定ない者もいた。この革命は彼らに対するものだった…。支配階級はあらゆる汚い手段を駆使して変化を妨害してきた…。我々が彼らに脅威を与えていたことを彼らは承知していた…。彼らは、自分たちの腐敗が、7年間ひた隠しにされてきたこの災難をもたらしたことを恥ずべきだ」と批判した。

そのうえで「我々は今日、真の変革に向けて国民の期待に耳を傾けたい。我々は今日、人々と共にあるために退きたい…。私は今日、この内閣の総辞職を宣言する。神がレバノンを守らんことを」と表明した。

なお、ディヤーブ首相による内閣総辞職に先立って、9日にマナール・アブドゥッサマド情報大臣(ミシェル・アウン大統領・自由国民潮流指名、ドゥルーズ派)、デミアノス・カッタール環境大臣兼行政改革担当国務大臣(ディヤーブ首相指名、マロン派)が、10日にマーリー・クラウド・ナジュム法務大臣(アウン大統領・自由国民潮流指名、マロン派)、ガーズィー・ワズニー財務大臣(アマル運動氏名、シーア派)が辞表を提出していた。

ディヤーブ首相はその後、大統領宮殿を訪れ、アウン大統領と会談し、辞表を提出、アウン大統領はこれを受理した。

AFP, August 10, 2020、ANHA, August 10, 2020、AP, August 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2020、Reuters, August 10, 2020、SANA, August 10, 2020、SOHR, August 10, 2020、UPI, August 10, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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