2014年4月6日のシリア情勢:反体制勢力の動き

ARA News(4月6日付)は、イラク・クルディスタン地域のアルビル市で3日間にわたって開かれていたシリア・クルド民主政治連合会合が議事を終了し、新統一組織「シリア・クルディスタン民主党」の結党を宣言して閉幕したと報じた。

シリア・クルディスタン民主党に参加したのは、シリア・クルド民主党(アル・パールティ)アブドゥルハキーム・バッシャール派、シリア・クルドディスタン・イェキーティー党、シリア・クルド・アーザーディー党ムスタファー・ジュムア派、同ムスタファー・ウースー派の4組織。

会合では、5日に政策方針策定委員会(21人)を選出、またこれに加えて30人の代表者を選出し、最高意思決定機関にあたる党中央委員会を発足した。

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シリア革命反体制勢力国民連立は5日に開幕した総合委員会会合で、ジュネーブ2会議への参加に異議を唱え脱会していたシリア革命評議会と44人の代表メンバーの復帰を承認した。

総合委員会会合ではまた、ムフイーッディーン・バナーナー氏がアフマド・トゥウマ暫定内閣教育大臣に、アドナーン・ムハンマド・ハズーリー氏が保健大臣にそれぞれ選出された。

総合委員会会合は7日まで開催される予定で、トゥウマ暫定政府の内務大臣の任命、政治委員会の改選などが行われる予定。

AFP, April 6, 2014、AP, April 6, 2014、ARA News, April 6, 2014、Champress, April 6, 2014、al-Hayat, April 7, 2014、Iraqinews.com, April 6, 2014、Kull-na Shuraka’, April 6, 2014、Naharnet, April 6, 2014、NNA, April 6, 2014、Reuters, April 6, 2014、SANA, April 6, 2014、UPI, April 6, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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