ハサカ県、ダイル・ザウル県でシリア民主軍への襲撃が続く一方、住民が抗議デモ(2020年9月11日)

ハサカ県では、SANA(9月11日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるタッル・タムル町近郊で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人が、何者かによって仕掛けられた地雷に触れて、爆死した。

一方、米軍の大型トレーラーなど約40輌が、違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に進入し、県内の米軍基地に向かった。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるバーグーズ村で、住民がシリア民主軍による恣意的逮捕や粗暴な振る舞いに抗議するデモを行った。

一方、アズバ村とマイーズィーラ村では、シリア軍、「イランの民兵」、ロシア軍の退去を求めるデモが行われた。

他方、北・東シリア自治局の支配下にあるキバル村の「人民庁舎」(村長舎)で勤務する住民1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて、死亡した。

また、SANA(9月11日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるマーシフ村でシリア民主軍の車輌が路上に仕掛けられていた爆弾の爆発に巻き込まれた。

さらに、ズィーバーン町近郊でもシリア民主軍が同様の爆発に巻き込まれた。

AFP, September 11, 2020、ANHA, September 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 11, 2020、Reuters, September 11, 2020、SANA, September 11, 2020、SOHR, September 11, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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