2014年4月12日のシリア情勢:シリア政府の動き

『ハヤート』(4月12日付)は、軍がゴラン高原(クナイトラ県)の兵力引き離しライン(Bravo Line)に面する位置する要衝の西アフマル高地(タッル・アフマル・ガルビー)の奪還に向けた軍事作戦の実施を準備していると報じた。

同報道によると、西アフマル高地はクナイトラ県ナイーミーヤ市郊外に位置する丘陵地帯(標高775メートル、面積2,500ドゥーナム)で、同地域における軍の最大の拠点だったが、「数日前」に、ファーティヒーン作戦司令室の襲撃を受けて制圧されたという。

軍による西アフマル高地奪還には、重火器の使用が不可欠で、UNDOFとの調整が不可避となるという。

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ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、『ビナー』(4月12日付)のインタビューに応じ、そのなかで7月に予定されている大統領選挙に関して、「シリアという国家が大統領選挙立候補の門戸を開くと宣言することは、選挙が予定通りに実施されることを主権に基づき決定したことを表している」と述べた。

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SANA(4月12日付)によると、スワイダー県アフィーナ村で、軍による「テロとの戦い」を支持する集会が開かれ、多数の住民が参加した。

AFP, April 12, 2014、AP, April 12, 2014、ARA News, April 12, 2014、al-Bina’, April 12, 2014、Champress, April 12, 2014、al-Hayat, April 12, 2014、April 13, 2014、Iraqinews.com, April 12, 2014、Kull-na Shuraka’, April 12, 2014、Naharnet, April 12, 2014、NNA, April 12, 2014、Reuters, April 12, 2014、SANA, April 12, 2014、UPI, April 12, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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