トルコ占領下のハサカ県、アレッポ県での反体制武装集団どうしの抗争で住民3人死亡(2020年9月24日)

ハサカ県では、SANA(9月24日付)によると、トルコ占領下のラアス・アイン市近郊のタッル・ハラフ村で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民3人が死亡、12人が負傷した。

ANHA(9月24日付)によると、タッル・ハラフ村ではまた、地雷が爆発した。

2度にわたる爆発は、トルコの支援を受ける国民軍に所属しているハムザート師団とマリク・シャー師団の戦闘員どうしの勢力争いが原因。

いずれもタッル・ハラフ村が自らの支配下にあると主張し、抗争を続けているという。

一方、SANAによると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍は、ラアス・アイン市近郊のタッル・カートゥーフ村で、女性4人を含む住民14人を拉致、連行した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のジンディールス町近郊のジュールカーン村で国民軍に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動とハムザート師団が重火器を使用して激しく交戦し、戦闘員2人が負傷した。

一方、ANHA(9月24日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるスーガーニカ村を砲撃した。

このほか、ロシア軍とトルコ軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・アラブ(コバネ)市東の国境地帯で合同パトロールを実施した。

AFP, September 24, 2020、ANHA, September 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 24, 2020、Reuters, September 24, 2020、SANA, September 24, 2020、SOHR, September 24, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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