国民軍はトルコがアゼルバイジャンにシリア人傭兵を派遣していることを認める(2020年9月28日)

ロイター通信(9月28日付)は、トルコの占領下にあるシリア北部で活動する国民軍に所属するシリア人傭兵2人が、アルメニアとの緊張関係が続くアゼルバイジャンにトルコがシリア人戦闘員を派遣していることを認めたと伝えた。

ロイター通信が先週取材したこの2人は、月1,500米ドルの報酬を与えられて、9月25日にアゼルバイジャンに派遣される予定だが、戦闘には参加しないという。

取材を受けたうちの1人は、アレッポ県アフリーン郡で活動するシリア国民軍の担当者と任務についての調整を行ったことを明かした。

また、国民軍特殊部隊のメンバーだというもう1人は、1,000人近くのシリア人がアゼルバイジャンに派遣されると知らされていると述べた。

この2人の他にも複数のシリア人戦闘員が、匿名を条件に、700人から1,000人がアゼルバイジャンに派遣されると証言している。

AFP, September 28, 2020、ANHA, September 28, 2020、Armenpress, September 28, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 28, 2020、Interfax, September 28, 2020、Reuters, September 28, 2020、SANA, September 28, 2020、SOHR, September 28, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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