ミールー元首相、ジャズバ前工業大臣が新型コロナウイルスに感染して相次いで死去、シリア政府支配地域での新規感染者は124人(2020年12月22日)

シリアン・デイズ(12月22日付)など親政府系の複数のメディアは、ムハンマド・マアン・ザイン・アービディーン・ジャズバ前工業大臣が数日前に新型コロナウイルス感染症に感染し、22日に死亡したと伝えた。

ジャズバ氏は、イマード・ムハンマド・ディーブ・ハミース改造内閣(2018年11月~2020年6月)、第1次フサイン・アルヌース内閣(2020年6月~8月)において工業大臣を務めた。

新型コロナウイルス感染症によって死亡した元閣僚はアフマド・カーディリー元農業大臣(2020年9月3日死去)に続いて2人目。

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また、ジャズバ前工業大臣の訃報の数時間後、RT(12月22日付)などは、ムハンマド・ムスタファー・ミールー元首相も新型コロナウイルス感染症に感染して死亡した。

ミールー氏は、2000年3月から2003年9月に首相を務めた。

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保健省は政府支配地域で新たに124人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者50人が完治し、9人が死亡したと発表した。

これにより、12月22日現在の同地での感染者数は計10,442人、うち死亡したのは630人、回復したのは4,885人となった。

SANA(12月22日付)が伝えた。

AFP, December 22, 2020、ANHA, December 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, December 22, 2020、Reuters, December 22, 2020、RT, December 22, 2020、SANA, December 22, 2020、SOHR, December 22, 2020、Syrian Days, December 22, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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